第二幕、走る木鼠 伍(幕)

(CM)  

メガネの高井のメガネはよーく見える!

あれ? パパの後ろに、白い着物の女の人がいるよ。

うしみつどき、です。

時報

 

 

オープニング

字幕「歴史とは、時の権力者の都合のよいように書かれる」  
 
 
(七右衛門のナレーション)
 この地が、まだ松江と呼ばれる前の戦国時代。東に尼子、西に毛利といった大大名。その狭間にあるイム部の郡で特定の領主に服することなく、自治を行い、栄えている郷があった。この物語はこの地の自治と繁栄を影で支えた七人の女の物語である。
 
桜娘ーよもぎ
桜娘 曲のみ
 (提供)
 
さらに続けてしちえもんで、主要人物紹介
(途中で「え?まだ3人しかでてないって?あわてなさんなって。急いては事を果報は寝て待てってね」などとけむに巻く)
主要登場人物紹介が終わると、
しちえもんで「それでは開幕までしばしこちらでお楽しみを」
と曲終わりまで。
登場人物
 
鈴木貴粋(すずき・きすい:スズキ)(顔をかくすこと。話のシーンは常に影、殺陣のシーンは覆面)
 兵法・剣術師範。家をつぐはずだった兄が厳しかった父に反発し出奔してしまい、仕方なく道場を継いでいる。父の頃からの門下生、鴨井とはお互いに思いあっているが恋仲には至らぬ仲。常に病床に臥せっている。
天鷺屋おほり(あまさぎや・おほり:アマサギ)=***  旅籠「天鷺屋」女将。各地からの旅人からの情報を握る。また、各地との取引があり、南蛮の新兵器、鉄砲の扱いにも慣れている。スナイパー。
 珠洲美怪(すず・みくゎい:シジミ)  めてんぐとも言われる妖怪。実は捨て子を山に隠れていたバテレンのジョナサンが育てた。妖術を使う。
  
岸右京慎(きし・うきょうのしん)
耳弓槍(はずやり)の使い手ということだけ分かっている、るろう人。 天鷺屋に長逗留中。
 
 
 
そんなこんなで、宴に案内するということで、畝切衆帯同の運びとなり、いよいよ、その当日。
畝切棟梁:姐さん、あっしら、土掘りは得意だが、上物はちょいと。
畝:ああ、四角土俵を作ってくれればよいとさ。
棟梁:土俵?奉納相撲でもするつもりかえ?
畝切:先ずは、前座で恋太がね。
 
そして、修理の屋敷で始まる盛大な宴。
まずは、女相撲が始まる。
それをみて喜ぶ修理、正月、彦次郎、茶羅丸、尻子玉ら、修理の一党。
盃を干した修理がだらしない顔で、離れに向かう。
障子の内側に向かって
修理:ほら、姫もご覧あれ。おもしろいぞ、ふくよかな女性がぶつかりあうたび、肉がゆれる、おもしろいぞ。
 
そのうち、女相撲が終わると神楽が始まる。
その神楽のクライマックスで、社中のものがいっせいに蜂起し、修理一党におそいかかる。そして、屋敷に火の手があがる。
(今回の戦闘シーン)
一部の社中は、離れに向かう。
 
火の手の中を、恋太の先導で、縄泥を救い出す。その行く先を修理の一手がふさぐが、畝切衆が、得物で殴り倒してすすんでいく。畝切衆は見ていないが、倒された修理の兵は、どろに戻っていき、得物や具足がその場に残る。
 
社中の者どもがおそらかかっているところに出くわす畝切衆。
傷ついた何人かを抱え上げ、引き上げる畝切衆。仲間を逃そうと門の前を塞ぐ社中の者が、つむじ風のすぎさった後にばたばたと倒れる。そして、アップで、白装束の忍(白魚)が、忍者刀を片手に、さらに次に襲い掛かる。
 
大八車や、けが人をかついで逃げる畝切衆、そこにナレーションがかぶる。
ろくナレ:
なんとか縄泥を助け出すのには成功した一行。しかし、この神楽の社中の者どもは、そして、あの忍びは?そして、修理の兵の正体とは?と名座が謎を呼ぶが、その答えは次回以降に!
 
 
 
エンディングテーマ(誰が為に)よもぎ版。 
 
CMあけ。
 
次回予告  ろくナレ
なんとか縄泥を助け出した畝切衆。だが、神楽の社中の騒動の飛び火が、イム部の郷にも。次回、第三幕、忍び合戦。こうご期待。
 
 
葱注:
 このお話は歴史上の話を参考にした、あくまでフィクションであり、一部歴史的事実と違う内容や、歴史的にはっきりしていない内容が含まれます。
 
 
ご覧の風景は
 
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にてお届け仕りました。