アナーキック・エンパシー

皆様、武録ご覧下さり、段々辱なうござりまする。

自分であることを譲らない立場(アナキストであること)からエンパシーを発揮して、他人と徹底して話すことで折り合いをつけていく姿勢。自分が楽になることと、まわりもらくになることは連動しているから。それがアナーキック・エンパシーだ。

星野智幸「他者の靴を履く」書評「今週の必読」より

 

 

 
 いつのまにか仙人乃路

時代の流れに、流されるでもなく、逆らうでもなく、その流れから逃げ出し、川辺で、その流れを眺めている。
 
(毎週金曜日に新規公開の予定)
 
 
 
 公がいちばんきびしき当ったのは大名という支配階級の領主であり、次にきびしく当ったのが行政官である武士、それから町人の順であった。
物の不足な時代だから悪質な町人はいやでも儲かる。そこで、どんなに儲けても、奢侈禁止令を用意しておいて、その生活面から彼等の横暴を押えて行こうと考えた。そうした点はむしろ、今日の社会主義などより遥かに周到な用意を持っている。
こう書いて来れば、公のめざした政治の実態が、かなりハッキリして来るであろう。
公はゼロに等しい戦国の貧しさから抜けだすために、何よりも先ず義務負担の公平、犠牲の公平を政治の主眼にしていたのだ。特に怠惰のまま贅沢出来るような不労階級の出現を許さず―つまり、正直者がバカを見ることのない国づくりでなければ、平和は続かないという大信念で、自分もまた麦めしを食べ続けていたわけである。
 
山岡荘八(87)「史談 家康の周囲」p161より 
 
 
 
 
 
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