メガネの高井のメガネはよーく見える！
あれ？ パパの後ろに、白い着物着た女の人がいるよ。
うしみつどき、です。
オープニング
まだ登場していない人物はシルエットにて。
登場人物
畝切の姐さん(ヨ子)
運び屋の恋太 (らん)
鈴木貴粋（すずき・きすい：スズキ）兵法・剣術師範。家をつぐはずだった兄が厳しかった父に反発し出奔してしまい、仕方なく道場を継いでいる。父の頃からの門下生、鴨井とはお互いに思いあっているが恋仲には至らぬ仲。天鷺屋おほり（あまさぎや・おほり：アマサギ）＝*** 旅籠「天鷺屋」女将。各地からの旅人からの情報を握る。また、各地との取引があり、南蛮の新兵器、鉄砲の扱いにも慣れている。スナイパー。
修理一党
井之中東出雲守修理：登場せず。殺陣の際は黒子が刀と目玉を持って移動。
香田縄泥（こうだ・じょうでい）＝：飲んだくれだが、腕は天下無双の彫物師
長谷慈雲（はせ・じうん）＝なおP
鴨井十兵衛（かもい・じゅうべえ）＝
腕利きの浪人。
ジョナサン（じょなさん）＝（すでに死亡しているため、回想シーンのみ）
石川七衛門（いしかわ・しちえもん）＝石川ちゃん
かわら版、ある時は消息屋
さらに続けてしちナレで、提供各社紹介、前回までのあらすじ
しちえもんで「それでは開幕までしばしこちらでお楽しみを」
と曲(BGM)終わりまで。
タイトル 「続・白状」 爾
正月：どいつもこいつも。修理、このままでは、しめしがつかんだろう。イム部を、一つ、こまらせてやらないか？
修理：どうやって？
正月：包囲してしまうのよ。水の組のやつも、戻ってきたことだしな。
（ニヤリと笑う）
正月：茶螺丸、久しぶりだのう。
茶螺丸（水軍衣装、ただし、具足無し）：色々と苦労したぜ、後片付けやら何やら。抜け出す機会もなかなか見つけれんかったし。
修理：茶螺丸ではないか。お主、戻ってきてくれたのか？
茶螺丸：戻った、ねぇ。まあ、それでもいいさ。
正月：で、早速だが…
茶螺丸：ちっ。人使いが荒いや。で、何。
正月：イム部と乃木で一働きせぬか？銭、宝、女、食い物、取り放題。
茶螺丸：悪くない。乃木なら、小早でひとっ走り。
正月：それだと、イム部をぬけるのが、面倒、そこでだな、
（地図を広げ、それを修理、出歯亀ものぞき込む）
おう川を遡り、日吉から草垣を…
（ひきの画面、屋敷全体に黒いオーラ、見ようによっては修理にも見える）
しちナレ：数日後。
早馬が鈴木道場の邸内に。庭先でそれを聞いていた貴粋と鴨井、貴粋が、鴨井に頷く
十兵衛：皆の者、草垣宮に、加勢いたす。足軽の支度にて集合。
多くて胴丸、手甲脚絆のものも。手にはそれぞれの得物。
十兵衛：修理のやつら、恐れ多くも、草垣宮を襲って居るとのこと。護宮人衆から急の知らせ。おっつけ護神兵団もこようが、まずは、われらにてお救いし、われらの実力えお示そうぞ。日頃鍛錬するは、この時の為。
草垣宮を襲う、修理らの背後を突く。皆の者、支度は「えいか、えいか」
一同：おう！
続々と駆け足で道場を出ていく。
しちえもん（レポーター風に、ただし、傍らに速記役を連れて）：
こちら草垣の宮さんと、その屋敷付近。修理らの悪党一味は、おう川を小早にて登り、有にて、上陸。そのまま宮の東側から宮に襲い掛かった模様。護宮人衆が宮と屋敷への侵入を防ぐ間に、北側まで周り、包囲しようとしている。
そのしちえもんの目線のように、屋敷北側に回り込む修理の軍勢。よく見るとその中に小早をかついでいる一団も。
しちえもん：
なかには、小早をかつぎ、母衣代わりに使うものもおる。
しかし、その一団は、包囲には加わらず、そのままイム部へと通じる峠道へと直（西）進。
その一団がクローズアップされ、小早の上には茶螺丸。
茶螺丸：峠を越えれば、イム部、その先には乃木。皆の者、まずはイム部川で、わしらの武威を示そうぞ。
水軍衣装のものは、奇声で気勢を上げるが、それ以外の小早をかついでいる者は、無表情。小早の陰のせいか、顔色も悪いように見える。が、呼吸は乱れていない。というよりも、していないようにも見える。
乃木氏館（湖に面した丘の上）
家人から、詳細を聞く、当主乃木円勝（まどかつ）。
乃木：この乃木の郷を荒らすとは、修理のやつ、血迷うたか。返り討ちにしてくれる。皆の者、戦支度。上乃木の古志（一門衆）の館にも、知らせを。
屋敷内がにわかに騒がしくなる。
そこへ、鯉太を連れたお堀
乃木；おう、お堀殿、せっかくじゃが、今、かような始末で…
お堀：いえ、そのことで、御助勢の相談に。
乃木、手短に頼む。
お堀：もちろん。
（二人が話しているのをひきで）
CMあけ。
葱注：
このお話は歴史上の話を参考にした、あくまでフィクションであり、一部歴史的事実と違う内容や、歴史的にはっきりしていない内容が含まれます。
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