いの一番「天狗あらわる」

(七右衛門のナレーション)
 この地が、まだ松江と呼ばれる前の戦国時代。東に尼子、西に毛利といった大大名。その狭間にあるイム部の郡で特定の領主に服することなく、自治を行い、栄えている郷があった。この物語はこの地の自治と繁栄を影で支えた七人の女の物語である。
 
 タイトル
 
街角にたつろくえもんが、大声をはりあげる(後の瓦版屋のイメージ)
 
七右衛門:
さあ、皆の衆、天狗の話はしってるかい?
何、また、ろくでなしの七右衛門のうそっぱちだと?
そう思うなら、聞かなきゃいいさ。
お題をいただいた方にだけ教えるよ。
天狗が出たんだよ。
末次の奥に。
さあさ、続きは、小屋の中で。
七右衛門の消息語り小屋、木戸銭払ってはいったはいった。
(小屋の中で)
末次の奥、原田の丘に、出たんだよ。
天狗が。
赤ら顔の大天狗と、子天狗の二人も。
腹が減ったのか、末次のほうまで降りてきて、
「ふしぎ」を見せて、
(実際、子天狗=美怪が手品をやっている様子)
お代の代わりに恵んでもらってる。
それを聞きつけた、
揖屋の東出雲守修理の一党が、子天狗つかまえにきて、
散々翻弄されたってよ。
(その翻弄された様子)
 
 
 
 
 次回(第 話)予告
 
 
エンディングテーマ(誰が為に)よもぎ版。 
 
CMあけ。
 
 
葱注:
 このお話は歴史上の話を参考にした、あくまでフィクションであり、一部歴史的事実と違う内容や、歴史的にはっきりしていない内容が含まれます。
 
 
ご覧の風景は
 
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